氷見市では、罹災証明書の発行も始まりました。全壊、半壊と判定されたお家や車庫・納屋などは、行政が費用を負担して解体されます(公費解体といいます)。
公費解体の前には、建物の中の家具や生活用品などを原則すべて撤去する必要があります。
災害ボランティア・支えあいセンターでは、この公費解体の対象となった建物内の家財の運び出し支援もしています。
転居先に持っていくもの、思い出が詰まっていても処分せざるを得ないものなど、被災された方と一緒に確認しながら、次の生活に向けての作業をしています。 続きはこちらから
先日は、香川県の仁尾中学校と曽保小学校から、メッセージ入りの土嚢袋が届きました!離れていてもつながっている気持ちがとても嬉しいです!
災害ボランティアセンターに来られたボランティアの方々は、「活動させてくれてありがとう」「ボランティアに来たのにこちらが心のあたたたかさをいただきました。力になれることは少ないけど、また来ます」「一緒に頑張りましょう」などと、温かいメッセージを残して帰っていかれます。
現在雪は落ち着いていますが、冬の寒さが一段と増すなか、北陸の冬特有の晴天が少ない日々で、被災された方の復旧作業もボランティアの活動も天候を見ながら行わないといけない状況です。
市内の断水は復旧しましたが、自宅敷地内で漏水している(宅内漏水)個所が複数あり、依然として水道が使えない家屋も多い状況です。氷見市社会福祉協議会の管理する「氷見市いきいき元気館」も、2棟ある内、現在、災害ボランティアセンターが置かれている建物は、施設内の配管が破損し漏水しているため、水道・トイレは使えません。漏水検査をしながら仮設水道工事をしていますが漏水箇所を確認しながらの作業は難航しています。
災害ボランティアセンターには現在、家屋内の清掃や、崩れた壁や塀、液状化してあふれた泥や砂の処理、倒れた庭の灯篭等の片付けなどの支援依頼が多く寄せられています。宅内漏水で水道が使えない方は泥で汚れた家具等の清掃に困っていたり、高齢者だけの世帯、一人暮らしの方、女性だけの家庭では力仕事に困っていらっしゃる状態です。また、片付けた災害ゴミを運搬するトラックが無くて困っている方もいらっしゃいます。このような依頼には、災害ボランティアセンターから派遣された、県内各地から駆けつけてくださったボランティアの方々が連日活動し、一軒ずつ作業してくださっています。
県内各地から駆けつけてくださったボランティアの方々が連日活動し、一軒ずつ作業してくださっています。
1月5日に立ち上げた災害ボランティアセンターには、現在までに170件以上のボランティア依頼を受けています。また、1200人以上の方がボランティアに登録くださっています。
氷見市社会福祉協議会には、連日、富山県内や県外の社会福祉協議会から派遣された多くの職員が応援に駆けつけており、一緒に災害ボランティアセンターの運営を行っています。
また、地元の青年会議所やライオンズクラブ、連合高岡、富山県生活協同組合連合会などの団体のみなさんも、ボランティアセンターの運営スタッフ(ボランティア)として活動してくださっています。
2024年1月1日の発災直後より、氷見市社会福祉協議会は高齢者や障がい者といった災害弱者となる方々を中心に安否確認や、被災者のニーズ把握調査を始めました。重度の障害がある人や介護が必要な高齢者の方々などは、設備が整っていない避難所で生活をすることが難しく、被災した自宅で在宅避難している方々も多い状況で、介護をされている家族もとても疲弊されいる状況でした。