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【活動報告】災害ボランティアセンターの一日≪1/24日公開≫

1月5日に立ち上げた災害ボランティアセンターには、現在までに170件以上のボランティア依頼を受けています。また、1200人以上の方がボランティアに登録くださっています。

氷見市社会福祉協議会には、連日、富山県内や県外の社会福祉協議会から派遣された多くの職員が応援に駆けつけており、一緒に災害ボランティアセンターの運営を行っています。

また、地元の青年会議所やライオンズクラブ、連合高岡、富山県生活協同組合連合会などの団体のみなさんも、ボランティアセンターの運営スタッフ(ボランティア)として活動してくださっています。

 

雪の日、ボランティアのみなさんが来る前に除雪する、応援で駆けつけた
茅野市社会福祉協議会(長野県)の職員の様子

 

朝はスタッフミーティングから始まります

災害ボランティアセンターは、毎朝、運営スタッフ(氷見市社会福祉協議会職員&駆けつけた県内外の社会福祉協議会職員&ボランティアスタッフ)の全体ミーティングで始まります。

氷見市社会福祉協議会の職員の他、応援に駆けつけた県内外の
社会福祉協議会職員、運営ボランティアでミーティングをしている様子

 

応援で駆けつけた県内外の社会福祉協議会職員やボランティアスタッフは、災害ボランティアセンターの運営スタッフとして数日入って新たなメンバーに交代し、また数日入って新たなメンバーに交代という流れで、災害ボランティア運営支援に入ります。そのため、毎朝、氷見市社会福祉協議会の職員が中心になりながら、当日の運営スタッフ、スケジュール、引継ぎ事項の確認等をしています。

申し送りをしている様子

 

災害ボランティアの方々の受付が始まります

運営スタッフのミーティングの後は、HPから事前にボランティア活動仮登録をして下さったボランティアの方々が災害ボランティアセンターにやってきます。受付が済んだボランティアの方には、注意事項をまとめた短い動画を見ていただいています。

受け付けを済ませたボランティアの方々が注意事項等の説明動画を視聴している様子

 

災害ボランティア・オリエンテーション

災害ボランティアの方々は、ひとりひとり名札に記入していただいた後、オリエンテーションを受けていただいています。オリエンテーションでは、安全に活動し、被災者の復興を支えていただくために、ボランティアの役割、ボランティア活動の流れなどを職員から説明させていただきます。

ライオンズクラブの方々(ボランティア)が受付係をしている様子。

 

ボランティアの方々にオリエンテーションをしている様子

 

けが防止のためにラジオ体操で体をほぐしている様子。

 

 

支援要請とボランティアのニーズマッチング

災害ボランティアの方々に、「がれき撤去に行ってくださる方4名」「災害ゴミ運搬ができる軽トラックをお持ちの方」などと、支援要請があった被災者からの依頼と支援に必要な人数や条件等をお伝えし、役割分担を行います。

スタッフの声に「できるよ~!」というボランティアの方が手を挙げてくださっている様子

 

役割分担をしてボランティアのチームを作ります。ボランティアの方々の中からその日のチームリーダーを決めていただき、活動内容や注意事項をお伝えします。

同じ依頼先に向かう災害ボランティアのチームが
お互いの連絡先を確認して、リーダーを決める様子

 

スコップなどの資材を確認して現地へ

役割が決まったボランティアは資材置き場を担当するライオンズクラブと連合富山のスタッフ(ボランティア)と一緒に、ボランティア活動に必要な資材を確認して、車に積込み、現地に向かいます。スタッフがボランティアの皆さんを見送ります。

災害ボランティアのチームが被災者の支援活動に必要な
資材(スコップ、洗浄機、一輪車など)を選び、出発する様子

 

被災者支援のために持ち出す資材を確認している様子

 

支援依頼受付開始と現地訪問調査

災害ボランティアの方々を送りだしたら、災害ボランティアセンターの運営スタッフは、被災者からのボランティア支援依頼の受付を始めます。

災害ボランティアセンタースタッフがボランティア支援の依頼を受けている様子

 

同時に、氷見市社会福祉協議会職員が手分けして、前日までに依頼があった場所を訪問し、現地への訪問調査をしています。依頼いただいた内容や、必要なボランティアの人数、資材、ボランティア以外にも必要な支援が無いか等、依頼された方とお話ししています。併せて、依頼いただいたお家だけでなく、近隣のお家にも災害ボランティアセンターを紹介したり、周辺の状況等も確認します。

災害ボランティアによる支援依頼があった家に訪問し、状況を確認している様子

 

 

災害ボランティア支援活動の現場確認

当日、災害ボランティアの方々が向かった現場にも伺い、活動が順調に進んでいるか確認したりもします。

状況確認で訪れた、ボランティアが支援活動をしている依頼先の現場の様子

 

確認に来た氷見市社会福祉協議会の職員が、一緒に作業をしている様子

 

災害ボランティアセンターに戻って支援の可否や方法を考えます

現地調査を行なって確認してきた内容を基に、調査班と仕分け班が一緒にボランティア活動が可能かどうか、専門技術や福祉的な支援の必要性を確認します。ボランティアが活動できる、と仕分けたニーズは翌日以降に災害ボランティアが支援に入ります。

災害ボランティアが支援に入れるか、他に専門家は必要ないか等を
複数名で意見を出し合って確認している様子

 

被災者支援を行なってきた災害ボランティアの方々が帰還

支援活動を終えた災害ボランティアの方々が帰ってこられると、活動が完了したか、実際の活動の様子などをご報告いただきます。アプリのほか、口頭でコミュニケーションを取りながら報告をしていただきます。

無事に活動を終えたボランティアの皆さんは、報告を終えたら解散となります。一日、本当にありがとうございました!

困ったことがなかったが、依頼された方はどんな様子だったか等の
報告を受けている様子

 

災害ボランティアセンターの一日の締めくくりのスタッフミーティング

災害ボランティアの方が全員無事に活動を終え、帰路につかれた後は、災害ボランティアセンターの運営スタッフのミーティングを行っています。今日一日の災害ボランティアセンターの運営を通じて感じたことや、改善が必要な事をみんなで共有しています。被災された方にとって頼れる災害ボランティアセンターであるために、ボランティアの皆さんが安全に活動していただけるように、翌日のより良い災害ボランティアセンター運営を目指しています。

その日の運営職員が各担当の現状や新たな課題などを報告し、
改善に向けて意見を出し合う様子。